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生後6か月の睡眠時間は1日どのくらい?昼寝、夜の眠り、活動限界時間と生活リズム

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白いキルティングのベッドカバーの上で、うつぶせになって両腕で上体を起こし、笑っている赤ちゃん。
写真:Alfonso Scarpa(Unsplash)

生後6か月の睡眠時間は1日どのくらいですか?

生後6か月の赤ちゃんの睡眠時間は、厚生労働科学研究の研究班がまとめた「未就学児の睡眠指針」(2018年)によると1日13〜14時間で、6〜8時間続けて眠るようになり、昼夜の区別がはっきりしてきます。生後3か月ごろの14〜15時間より短くなり、9か月ごろには睡眠の7〜8割を夜にとるようになります。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、こどもの睡眠時間の目安として米国睡眠医学会(AASM)の推奨を紹介しています。載っているのは1〜2歳児の11〜14時間からで、1歳未満の目安はありません。

項目 生後6か月ごろの目安 出典
1日の睡眠時間 13〜14時間 睡眠指針
続けて眠る時間 6〜8時間 睡眠指針
昼寝 2〜4時間の昼寝を1〜2回 睡眠指針
昼寝(生後5〜6か月) 1日2〜3回、合計3〜4時間 Tresillian(豪州)
夜の睡眠(生後6〜8か月) 10〜12時間ほど Tresillian(豪州)
続けて起きている時間(生後5〜6か月) 2〜3時間 Tresillian(豪州)
続けて起きている時間(生後6〜8か月) 平均2〜3時間 Tresillian(豪州)

生後6か月の昼寝は何回、どのくらいの長さですか?

生後6か月の赤ちゃんは、未就学児の睡眠指針によると2〜4時間の昼寝を1〜2回とります。オーストラリアの無料の育児支援サービスTresillianが例に挙げる生後5〜6か月の眠り方では、昼寝は1日2〜3回で合計3〜4時間です。

Tresillianの生後6〜8か月のページでは、この時期は日中に起きている時間が長くなり、昼寝が2回に減ることもあるとしています。長めの昼寝を2〜3回とる子もいれば、短い昼寝で足りる子もいるそうです。同じページの1日の流れの例では、1回目の昼寝が1〜2時間、2回目が1時間〜1時間30分です。

未就学児の睡眠指針は、昼寝の必要度は年齢とともに下がり、必要以上に長い昼寝は夜の睡眠を妨げるので注意が必要だとしています。

こども家庭庁は、1歳になるまでは「あおむけ」に寝かせるよう勧めています。 硬めで傾斜のない寝具を使うこと、1歳になるまでは掛け布団を使わずにスリーパーなどの着るものや空調で温度を調整すること、寝床のまわりに何も置かないことも、睡眠中の窒息を防ぐポイントに挙げています。

生後6か月の夜の眠りと夜間授乳はどうなりますか?

生後6か月ごろは、未就学児の睡眠指針によると6〜8時間続けて眠るようになる時期ですが、オーストラリアのTresillianは、生後6〜8か月でも多くの赤ちゃんがまだ夜中に授乳のために起きるとしています。

Tresillianの生後3〜6か月のページによると、生後6か月ごろには夜にまとまって眠る時間が6時間に延び、それが一晩に2回あります。その長い眠りのあいだにも1〜3回は短く目を覚まし、自分で寝つき直せる赤ちゃんもいるそうです。生後6〜8か月のページでは、夜の睡眠は10〜12時間ほどに延び、そのうち6時間ほどの長い眠りが1回あるとしています。

厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」(2019年)は、離乳初期(生後5か月〜6か月頃)の母乳や育児用ミルクを、授乳のリズムに沿って子どもの欲するままに与えるとしています。夜間授乳をいつまでとする目安は、このガイドにはありません。

国立成育医療研究センターが公開している厚生労働科学研究班の「改訂版乳幼児健康診査 身体診察マニュアル」(2021年)には、米国のガイドライン(Bright Futures)を日本向けに抜粋・改変した、6〜7か月児健診での保護者への助言例が載っています。そこでも、離乳食が1回のうちは、母乳や育児用ミルクは赤ちゃんが欲しがるときに与えるよう勧めています。

生後6か月の活動限界時間はどのくらいですか?

生後6か月の赤ちゃんが続けて起きていられる時間(活動限界時間)は、オーストラリアのTresillianの目安で、生後5〜6か月が2〜3時間、生後6〜8か月が平均2〜3時間です。活動限界時間は英語の「wake window」にあたる育児の言葉で、母子健康手帳、未就学児の睡眠指針、身体診察マニュアルには、この言葉も、生後6か月で何時間起きているかを数字で示した目安もありません。

ほかの月齢の目安は月齢別の活動限界時間にまとめています。6〜7か月児健診の助言例(身体診察マニュアル)は、起きている時間にはベビーチェアなどに座らせて周りをたくさん見てもらい、家族と話せるようにするよう勧めています。

Tresillianが生後3〜6か月のページで挙げる眠いサインには、しかめっ面、あくび、ぐずる、じっと見つめる、動きが活発になりすぎる、こぶしを握る、目をこする、泣くなどがあります。サインに早めに応じると、赤ちゃんがひどくぐずらずにすみ、眠りやすくなるといいます。

生後6か月の生活リズムの目安はありますか?

生後6か月で何時に寝て何時に起きるかという時刻の目安は、母子健康手帳(府令様式)にも睡眠ガイド2023にもありません。6〜7か月児健診の助言例(身体診察マニュアル)が勧めているのは、できるだけ決まったスケジュールで1日を過ごすことです。

睡眠ガイド2023は、乳幼児期には朝起きる時間を決め、カーテンを開けて部屋を明るくし、朝食後は戸外に出て活動するよう勧めています。赤ちゃんの睡眠と覚醒のリズムが整うのを助けるために、夜は部屋を暗くすることも挙げています。乳幼児期はこどもの睡眠習慣が親の睡眠習慣に影響されやすいので、家族ぐるみで早寝・早起きを目指すとよい、という考え方です。

授乳・離乳の支援ガイドは、離乳を始める時期を生後5〜6か月頃が適当としながら、月齢はあくまでも目安だとしています。離乳期は食事や生活リズムが形づくられる時期で、食事を規則的にとることで生活リズムを整えることを、離乳を進めるうえでの目標に挙げています。同じガイドは、生後7〜8か月頃(離乳中期)には離乳食を1日2回にして生活リズムを確立していくとしています。母子健康手帳の6〜7か月頃の保護者の記録にも「離乳食を始めましたか」という質問があり、始めて1か月くらいしたら1日2回食にするよう添えられています。

オーストラリアのTresillianが例に挙げる生後6〜8か月の1日は、授乳と離乳食、遊び、眠いサインを見ての昼寝をくり返し、静かに過ごしてお風呂と寝る前の習慣で終わる流れです。この例の離乳食は朝、昼、夕方の3回で、生後7〜8か月頃に1日2回とする授乳・離乳の支援ガイドとは回数が違います。Tresillianは、この1日はあくまで目安で、赤ちゃんの眠りや家族の予定に合わせて変えてよいとしています。

生後6か月で睡眠時間が短い、朝まで寝ないときは?

生後6か月で夜中に目を覚ますのはめずらしいことではなく、オーストラリアのTresillianは生後3〜6か月のページで、一晩に1〜2回起きるのは多くの赤ちゃんにとって正常で、日中起きているあいだ機嫌よく過ごしていれば睡眠は足りているとしています。

生後6〜7か月の赤ちゃんの保護者からの質問に、Tresillianは、この時期に夜中に起きることが増えるのはとてもよくあることで、浅い眠りに入ったことに気づきやすくなるためだと答えています。東京都杉並区の6〜7か月頃の案内によると、夜泣きが最も多いのは生後7〜9か月頃です。

杉並区は、夜泣きをするときには空腹やおむつの汚れ、暑くないか、寒くないか、騒がしくないか、明るすぎないか、寝る前に遊びすぎて興奮していないか、家族の生活が夜型になっていないかを確かめるよう呼びかけています。予防には、昼間たっぷり遊ぶこと、昼間は戸外で陽の光を浴びること、おふろは早い時間にぬるめのお湯でゆっくり入れることを勧めています。それでも泣きやまないときは、布団の上からトントンと軽くたたく、声をかける、しばらく抱いているといった方法があり、そばにいるとわかれば安心するそうです。

米国のBright Futuresをもとにした6〜7か月児健診の助言例(身体診察マニュアル)は、赤ちゃんがうとうとしかけたときに布団に入れて自分で眠るようにし、夜に起きてしまっても特に構わず、自分で眠りなおすことを覚えてもらうよう勧めています。睡眠ガイド2023は、しばらく対応せずに様子をみるほうがそのまま眠れることが増えて夜泣きが減るという米国の研究を紹介し、あやしても赤ちゃんがなかなか寝つけない場合は一呼吸おいてみてもよいとしています。

睡眠時間の短さについて、未就学児の睡眠指針は、3歳未満の乳幼児の睡眠を17か国で比べた調査で日本の平均総睡眠時間が11.6時間と最も短かったことを紹介し、子どもの睡眠を確保することは急務だとしています。年齢に応じた睡眠時間を確保するには早めに寝床に入ることが必要で、保護者が自分の睡眠習慣を意識することが子どものよい睡眠習慣につながる、という考え方です。

睡眠のことで相談したほうがよいのはどんなときですか?

生後6か月の赤ちゃんの睡眠で困っていることは乳幼児健診で相談でき、母子健康手帳の6〜7か月頃の保護者の記録にも「お子さんの睡眠で困っていることはありますか」という質問があります。次のようなときは、健診を待たずにかかりつけの小児科や保健センターに相談してください。

  • 睡眠中にいびきをかく、引っかかるような呼吸をする。未就学児の睡眠指針は、どちらも子どもの睡眠の病気でみられる症状に挙げています。気になる症状があったときに最初の相談先として勧めているのは、かかりつけの医師です。
  • 夜泣きが続いてつらい、保護者自身が眠れていない。6〜7か月頃の保護者の記録には「保護者ご自身の睡眠で困っていることはありますか」という質問もあり、母子健康手帳は、気になることがあれば医師や保健師、助産師などに相談するよう呼びかけています。杉並区も、つらいときには家族や身近な人に相談したり、保健センターを利用したりできるとしています。睡眠ガイド2023は、養育者にとって睡眠を確保することは心身の健康を守るために重要だとしています。

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公的な情報

執筆:MyBaby編集部. 情報源の選び方と確認のしかた(英語).

MyBabyは医療機器ではなく、医学的な助言、診断、治療を行うものではありません。赤ちゃんの健康について気になることがあるときは、必ずかかりつけの小児科医や助産師に相談してください。

覚えておくより、記録しておきましょう。

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