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生後3か月の睡眠時間は1日どのくらい?夜の眠り方、起きている時間と生活リズム

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赤いマットの上で、ピンクのベビー服を着た赤ちゃんがあくびをしている。そばに大人がぼんやりと写っている。
写真:BenMoses M(Unsplash)

生後3か月の睡眠時間は1日どのくらいですか?

生後3か月の赤ちゃんの睡眠時間は、厚生労働科学研究の研究班がまとめた「未就学児の睡眠指針」によると1日14〜15時間で、3〜4時間続けて眠るパターンになります。同じ指針では、新生児期の16〜20時間からやや短くなり、生後6週〜3か月ごろからは眠りがノンレム睡眠から始まるようになるとしています。

国立成育医療研究センターが公開している厚生労働科学研究班の「改訂版乳幼児健康診査 身体診察マニュアル」(2021年)には、米国のガイドライン(Bright Futures)を日本向けに抜粋・改変した、3〜4か月児健診での保護者への助言例があります。赤ちゃんは睡眠のパターンを作っている途中で、夜には4〜5時間続けて眠れるようになる、という内容です。

項目 生後3か月ごろの目安 出典
1日の睡眠時間 14〜15時間 未就学児の睡眠指針
続けて眠る時間 3〜4時間 未就学児の睡眠指針
夜に続けて眠る時間 4〜5時間 3〜4か月児健診の助言例(身体診察マニュアル)
夜の睡眠(生後3〜6か月) 5〜8時間かそれ以上眠る子もいるが、全員ではない 英国国民保健サービス(NHS)
続けて起きている時間 平均1時間30分〜2時間 Tresillian(オーストラリア)
昼寝(生後3〜5か月) 1日2〜3回、合計3〜4時間 Tresillian(オーストラリア)
授乳(生後3〜5か月) 3〜5時間おき、夜にも少なくとも1〜2回 Tresillian(オーストラリア)
体重の増え方(生後3か月間) 1日25〜30g 京都市 京(みやこ)あんしんこども館

未就学児の睡眠指針によると、生後6か月ごろには睡眠時間が13〜14時間になり、6〜8時間続けて眠るようになって昼夜の区別がはっきりしてきます。

生後3か月の赤ちゃんは何時間くらい起きていられますか?

生後3か月の赤ちゃんが続けて起きていられる時間(活動限界時間)は、オーストラリアの無料の育児支援サービスTresillianの目安で平均1時間30分〜2時間です。日本の母子健康手帳や未就学児の睡眠指針には、生後3か月で何時間起きているかを数字で示した目安はありません。

Tresillianが例として示す生後3〜5か月の1日の流れでは、起きている時間に授乳と遊びの時間も含めています。生後5か月の平均は2〜3時間で、成長するにつれて日中に起きている時間は長くなり、夜の眠りも長くなっていくとしています。

Tresillianは、活動限界時間や1日の流れを作るうえでいちばん大切なのは赤ちゃんのしぐさや眠いサインに合わせることで、サインに応じて変えてかまわないとしています。挙げている眠いサインは、うとうとする、目がとろんとしてまぶたが重そうになる、静かになり反応が鈍くなる、あくび、口で吸うしぐさや手を口に持っていく、ぐずる、目や顔、耳をこする、などです。

眠る準備ができているかを考えるときは、最後の授乳と睡眠からどのくらいたったかも手がかりになる、とTresillianは説明しています。起きているあいだ機嫌よく周りとやりとりしているなら、睡眠は足りていると考えられるそうです。

生後3か月は好きなだけ寝かせてもいいですか?

生後3か月の赤ちゃんが気持ちよく眠っているときは、京都市の子ども保健医療相談・事故防止センター(京(みやこ)あんしんこども館)によると、おなかが空いていないので、3時間たったからと起こして授乳する必要はありません。同センターは、自分から目覚めるまで待つよう勧めています。

同センターの説明では、授乳の基本は赤ちゃんが欲しいときに欲しいだけ飲ませる自律哺乳で、「3時間おきに8回」という指導は、栄養や水分を適正にとるためのおおまかな考え方です。1回に多く飲む子なら4時間おきに1日6回でもよく、夜中によく眠る子なら授乳を7回にして寝る前に飲む量を増やし、親子ともによく眠るのもよいとしています。

飲めている量の目安について、同センターは1〜2週間に1回体重を測り、適正に増えていればよいと考えるとしています。同センターによると、生後3か月間の体重の増え方の目安は1日25〜30gで、月齢が上がるにつれて増え方は緩やかになります。

こども家庭庁の母子健康手帳情報支援サイトも、飲む量には個人差があるので無理に飲ませず、喜んで飲んで体重が順調に増えているなら心配はないとしています。身長と体重を母子健康手帳の身体発育曲線に定期的に記入し、曲線を横切る、体重が減るなど気になることがあれば、かかりつけの医療機関や乳幼児健診で相談するよう勧めています。

生後3か月で夜に10時間寝るのは大丈夫ですか?

生後3か月で夜に長く眠る赤ちゃんについて、英国国民保健サービス(NHS)は、生後3〜6か月には夜に5〜8時間かそれ以上眠る赤ちゃんもいるものの、すべての赤ちゃんがそうではないとしています。京都市の京(みやこ)あんしんこども館も、夜中によく眠る子なら寝る前に飲む量を増やして親子でよく眠るのもよいとし、飲めている量は体重の増え方で確かめるよう勧めています。

日本の資料が示すこの時期の続けて眠る時間は、未就学児の睡眠指針で3〜4時間、3〜4か月児健診の助言例で夜に4〜5時間で、どちらも夜に10時間続けて眠る場合には触れていません。

夜に目を覚ますことについて、Tresillianはこの時期にはまだ正常なことだとしています。同じページでは、生後3〜5か月の赤ちゃんは3〜5時間おきに飲み、夜にも少なくとも1〜2回の夜間授乳があることが多いとしています。夜に長い時間続けて眠ることは生後6か月を過ぎるまで期待されていない、という説明です。

長く眠っていても、起こしてもなかなか目覚めない、飲むことに興味を示さないといった様子があるときは、かかりつけの小児科に相談してください。米国のクリーブランド・クリニックは、こうした様子を小児科医に相談すべきサインに挙げています。

生後3か月の生活リズムやスケジュールの目安はありますか?

生後3か月の生活スケジュールについて、こども家庭庁の母子健康手帳(府令様式)や未就学児の睡眠指針には何時に寝て何時に起きるといった時刻の目安はなく、3〜4か月児健診の助言例は、お昼寝と夜寝る時間をできるだけ毎日同じにするよう勧めています。

未就学児の睡眠指針は年齢ごとの1日の眠り方を24時間の図で示していて、生後3か月を「昼夜の区別の出現」の時期としています。同じ指針によると、朝に光を浴びると体内時計がリセットされ、日中に活動できる体制が整います。一方、夜に光を浴びると睡眠と覚醒のリズムが遅れることがわかっていて、寝床につく前は明るい光を浴びないよう呼びかけています。母子健康手帳の3〜4か月ごろの保護者の記録にも「外気浴をしていますか」という質問があり、天気のよい日に散歩などをするよう添えられています。

Tresillianは、生後3〜5か月の1日を授乳、遊び、睡眠のくり返しとして、毎日同じ順番、同じ時間帯に行うことを勧めています。1日の終わりは授乳のあと、お風呂と抱っこで静かに過ごしてから寝かせる流れを例に挙げています。この流れはあくまで目安で、赤ちゃんの眠りや家族の予定に合わせて変えてよく、体調を崩した日や忙しい日に崩れてもかまわないとしています。

英国国民保健サービス(NHS)は、寝る前の簡単で落ち着いた習慣が寝つきを助けることがあるとして、お風呂、パジャマへの着替えとおむつ替え、部屋の明かりを落とす、おやすみの抱っこなどを例に挙げています。昼はカーテンを開けて遊び、夜は明かりを暗くして声を小さくし、授乳とおむつ替えがすんだら寝かせるなど、昼と夜の違いを伝えることも勧めています。

睡眠のことで相談したほうがよいのはどんなときですか?

生後3か月の赤ちゃんの睡眠で困っていることは3〜4か月児健診で相談でき、母子健康手帳の3〜4か月ごろの保護者の記録にも「お子さんの睡眠で困っていることはありますか」という質問があります。次のようなときは、健診を待たずにかかりつけの小児科や保健師などに相談してください。

  • 起こしてもなかなか目覚めない、飲むことに興味を示さない、ひどく機嫌が悪くあやしても落ち着かない。米国のクリーブランド・クリニックは、こうしたときに小児科医に相談するよう勧めています。
  • 体重の変化が身体発育曲線を横切る、体重が減るなど、発育が気になる。こども家庭庁の母子健康手帳情報支援サイトは、かかりつけの医療機関や乳幼児健診で相談するよう勧めています。
  • 睡眠中にいびきをかく、引っかかるような呼吸をする。未就学児の睡眠指針はどちらも子どもの睡眠の病気でみられる症状に挙げていて、気になる症状があればまずかかりつけの医師に相談するよう勧めています。
  • 保護者自身の睡眠で困っている。3〜4か月ごろの保護者の記録にはこの質問もあり、母子健康手帳は、気になることがあれば医師や保健師、助産師などに相談するよう呼びかけています。

アプリでは:パターンが見える、赤ちゃんの睡眠記録

公的な情報

執筆:MyBaby編集部. 情報源の選び方と確認のしかた(英語).

MyBabyは医療機器ではなく、医学的な助言、診断、治療を行うものではありません。赤ちゃんの健康について気になることがあるときは、必ずかかりつけの小児科医や助産師に相談してください。

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