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新生児の睡眠時間は1日どのくらい?生後1年までの月齢別の目安

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白いシーツの上で、淡い水色のベビー服を着て眠る赤ちゃん。

新生児の睡眠時間は1日どのくらいですか?

新生児の1日の睡眠時間は、厚生労働科学研究の研究班がまとめた「未就学児の睡眠指針」(2018年)によると16〜20時間です。世界保健機関(WHO)は、生後0〜3か月の赤ちゃんに昼寝を含めて1日14〜17時間の質のよい睡眠を勧めています。こども家庭庁の情報サイト「健やか親子21」に掲載されている「1か月児健康診査マニュアル」では、生まれたばかりの赤ちゃんの総睡眠時間は15時間前後です。

厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」には、生まれたばかりの赤ちゃんは数時間おきに寝たり起きたりをくり返すとあります。こども家庭庁の母子健康手帳情報支援サイトにも、一日の多くを眠って過ごすと書かれています。

睡眠ガイド2023が米国睡眠医学会(AASM)の推奨にもとづいて示すこどもの睡眠時間の目安は、1〜2歳児の11〜14時間からで、1歳未満の時間は載っていません。そのAASMも、生後4か月未満には推奨時間を出していません。睡眠の長さやパターンの正常な幅が広く、健康との関係を示す根拠も足りないためです。

生後4〜12か月について、AASMは昼寝を含めて1日12〜16時間を勧めています。推奨される時間を日頃から眠ることが、注意力、行動、学習、記憶、感情の調整などのよりよい健康の結果と結びついている、という見解です。

そこで1歳未満については、日本の研究班の資料とWHO、AASMの数値を並べました。日本の研究班の資料にある時間は各月齢の眠りの特徴で、WHOとAASMの時間は健康のために勧める時間です。

月齢 日本の研究班の資料 WHO・AASMの推奨(昼寝を含む)
新生児 16〜20時間(未就学児の睡眠指針)、15時間前後(1か月児健康診査マニュアル) WHO:14〜17時間(0〜3か月)。AASM:推奨なし(4か月未満)
生後3か月 14〜15時間(未就学児の睡眠指針) WHO:14〜17時間(0〜3か月)。AASM:推奨なし(4か月未満)
生後4〜5か月 記載なし WHO:12〜16時間(4〜11か月)。AASM:12〜16時間(4〜12か月)
生後6か月 13〜14時間(未就学児の睡眠指針) WHO・AASM:12〜16時間
生後7〜11か月 記載なし WHO・AASM:12〜16時間
1歳 11〜12時間程度(1〜3歳、未就学児の睡眠指針) WHO:11〜14時間(1〜2歳)。AASM:11〜14時間(1〜2歳)

新生児が1日10時間ほどしか寝ないのは心配ですか?

新生児の睡眠時間は赤ちゃんによる差が大きく、2012年に『Sleep Medicine Reviews』に掲載された34件の研究の系統的レビューでは、生後0〜2か月の1日の睡眠時間は平均14.6時間でした。およそ95%の赤ちゃんが入ると推定された幅は9.3〜20.0時間で、1日10時間ほどもこの幅に入ります。

このレビューの数値は、保護者がつけた睡眠日誌や質問票にもとづいています。レビューが取り上げた活動量計を使った研究では、乳児の睡眠が保護者の報告より50分少なく記録されていました。主にアジアの国や地域で行われた研究では、それ以外の国の研究より、0〜12歳を通じて睡眠時間が約1時間短く出ています。未就学児の睡眠指針も3歳未満の乳幼児の睡眠を17か国で比べた調査を紹介していて、日本の平均総睡眠時間は11.6時間と最も短い結果でした。

睡眠が少なすぎると心配なときは、飲みや元気、呼吸の様子もあわせて、下の目安を参考にかかりつけの小児科に相談してください。

生後1か月から1歳までの月齢別の睡眠時間は?

生後1か月から1歳までの睡眠時間として、WHOが推奨するのは生後0〜3か月で1日14〜17時間、4〜11か月で12〜16時間です。未就学児の睡眠指針の数字は、生後3か月で14〜15時間、6か月で13〜14時間、1〜3歳で11〜12時間程度です。

生後1〜3か月

2012年のレビューでは、1日の睡眠時間の平均は生後0〜2か月で14.6時間、生後3か月ごろで13.6時間(9.4〜17.8時間)でした。未就学児の睡眠指針によると、生後3か月ごろには3〜4時間続けて眠るようになり、生後6週〜3か月ごろからは眠りがノンレム睡眠から始まるようになります。

国立成育医療研究センターが公開している厚生労働科学研究班の「改訂版乳幼児健康診査 身体診察マニュアル」(2021年)には、米国の「Bright Futures」ガイドラインをもとにした、3〜4か月児健診での保護者への助言例があります。赤ちゃんは睡眠のパターンを作っている途中で、夜には4〜5時間続けて眠れるようになる、という内容です。お昼寝と夜寝る時間を、できるだけ毎日同じにすることも勧めています。

生後4か月から1歳

WHOは生後4〜11か月に1日12〜16時間を勧めており、AASMの推奨も生後4〜12か月で同じ12〜16時間です。2012年のレビューでは、1日の睡眠時間の平均は生後6か月ごろで12.9時間(8.8〜17.0時間)、9か月ごろで12.6時間(9.4〜15.8時間)、12か月ごろで12.9時間(10.1〜15.8時間)でした。このレビューの推定では、1日の睡眠時間は生後1〜6か月には1か月に約10.5分、7〜12か月には1か月に約5.4分のペースで短くなっていきます。

1歳を過ぎると、WHOの推奨は1〜2歳で1日11〜14時間となり、睡眠ガイド2023が紹介するAASMの推奨も1〜2歳児で11〜14時間です。未就学児の睡眠指針では、1〜3歳の睡眠時間は11〜12時間程度になります。ほとんど夜に眠るようになり、昼寝は1.5〜3.5時間を1回とる程度に減ります。

夜は何時間続けて眠り、昼寝は何回ですか?

2012年のレビューでは、いちばん長く続けて眠った時間の平均は生後0〜5か月で5.7時間、6〜24か月で8.3時間でした。いちばん長い眠りは、生後1〜6か月のあいだに1か月に約39分ずつ延びると推定されています。昼寝の回数の平均は、生後0〜5か月で3.1回、6〜11か月で2.2回です。

同じレビューの説明では、新生児は体内時計がまだ整っていないため眠りが昼と夜に散らばり、授乳の回数が多いために一回の眠りが短くなります。生後10〜12週ごろになると概日リズムが現れ始め、眠りが夜に集まっていきます。

未就学児の睡眠指針では、生後6か月ごろには6〜8時間続けて眠るようになって昼夜の区別がはっきりし、昼寝は2〜4時間を1〜2回とります。9か月ごろには、睡眠の7〜8割を夜にとるようになります。夜中に目を覚ます回数の平均は、2012年のレビューで生後0〜2か月が1.7回、3〜6か月が0.8回、7〜11か月が1.1回でした。1か月の時点では赤ちゃんの睡眠のリズムがまだ整っていないことが多いため、1か月児健康診査マニュアルは、赤ちゃんが寝ているときは保護者も一緒に休むよう勧めています。

小児科に相談したほうがよいのはどんなときですか?

新生児の飲み方や元気、呼吸がいつもと違うときは、すみやかに医師の診察を受けてください。睡眠中のいびきや呼吸が気になるとき、睡眠が少なすぎる、または多すぎると心配なときは、かかりつけの小児科に相談してください。

  • 母乳や育児用ミルクをいつもより飲まない、発熱があって元気がない、顔色が悪い、呼吸の様子がおかしい、強い黄疸がある。新生児にこうした様子があれば、すみやかに医師の診察を受けるよう、こども家庭庁の母子健康手帳情報支援サイトが勧めています。
  • 睡眠中にいびきをかく、引っかかるような呼吸をする。未就学児の睡眠指針は、どちらも子どもの睡眠の病気でみられる症状の例に挙げています。気になる症状があったときの最初の相談先は、かかりつけ医としています。
  • 睡眠が少なすぎる、または多すぎると心配。米国睡眠医学会(AASM)は、そうした心配がある保護者に、睡眠の病気がないかを医療者に相談するよう呼びかけています。

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公的な情報

執筆:MyBaby編集部. 情報源の選び方と確認のしかた(英語).

MyBabyは医療機器ではなく、医学的な助言、診断、治療を行うものではありません。赤ちゃんの健康について気になることがあるときは、必ずかかりつけの小児科医や助産師に相談してください。

覚えておくより、記録しておきましょう。

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