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寝返り・おすわり・ハイハイはいつから?国の調査でみる月齢の目安と順番

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床の上で両手と両膝をつき、はいはいで進む赤ちゃん。
写真:Nathan Dumlao(Unsplash)

寝返り・おすわり・ハイハイはいつからできますか?

こども家庭庁の令和5年乳幼児身体発育調査では、寝返りは生後6〜7か月未満、ひとりすわりは9〜10か月未満、はいはい(ハイハイ)は10〜11か月未満の赤ちゃんの90%以上ができると回答されました。調査では首のすわり、ねがえり、ひとりすわり、はいはい、つかまり立ち、ひとり歩きについて、月齢ごとに「できる」と回答した割合(通過率)がまとめられています。

母子健康手帳の乳児身体発育曲線のページには、この調査をもとにした矢印があり、約半数の子どもができるようになる月齢から、約9割の子どもができるようになる月齢までの目安を示しています。下の表は同じ考え方で、調査結果の表からできる割合が初めて半数を超えた月齢と、9割を超えた月齢を抜き出したものです。「4か月台」は、生後4か月から5か月になる前まで(調査の区分で4〜5か月未満)を指します。

動き 半数を超えた月齢(令和5年調査) 9割を超えた月齢(令和5年調査)
首のすわり 3か月台(53.7%) 4か月台(93.5%)
寝返り 4か月台(56.9%) 6か月台(97.6%)
ひとりすわり 7か月台(65.9%) 9か月台(91.7%)
はいはい 8か月台(67.4%) 10か月台(91.0%)
つかまり立ち 8か月台(61.2%) 11か月台(96.3%)
ひとり歩き 1歳1か月台(55.3%) 1歳4か月台(96.9%)

国際的な目安としては、世界保健機関(WHO)がガーナ、インド、ノルウェー、オマーン、米国の816人を追った運動発達の研究があります。ひとりすわりの「達成の幅」は3.8〜9.2か月、四つばいのはいはいは5.2〜13.5か月、ひとり歩きは8.2〜17.6か月で、WHOはこの幅を健康な子どもの正常なばらつきとしています。

寝返りはいつからできますか?

寝返りができる赤ちゃんは、こども家庭庁の令和5年乳幼児身体発育調査で生後4〜5か月未満に56.9%と半数を超え、6〜7か月未満では97.6%でした。母子健康手帳では、6〜7か月ごろの保護者の記録に「寝返りをしたのはいつですか」という欄があります。

米国小児科学会(AAP)によると、生後5か月ごろには、うつぶせで体を揺らす、脚をける、腕で泳ぐように動かすといった動きがみられるようになり、これが寝返りとはいはいの準備になります。生後7か月ごろまでには両方向に寝返りできるようになることが多いものの、時期は赤ちゃんによって幅があるとしています。多くの子はうつぶせからあおむけへの寝返りを先に覚えますが、逆の順番でもまったく問題ないそうです。

AAPは、思いどおりに寝返りできるようになるとおむつ替えの最中に突然ころがることがあり危ないとして、おむつ替え台より落ちにくい床やベッドの上で替え、少しのあいだもひとりにしないよう勧めています。3〜4か月児健診の助言例(国立成育医療研究センター掲載のマニュアル)も、転落の危険があるので、ソファやベッドに赤ちゃんを置いたままにしないよう勧めています。

こども家庭庁は、1歳になるまでは「あおむけ」に寝かせるよう勧めています。 寝床のまわりにはぬいぐるみやタオルなどを置かず、すっきり整えることも、睡眠中の窒息を防ぐポイントに挙げています。

おすわりはいつからできますか?

支えなしですわる「ひとりすわり」ができる赤ちゃんは、こども家庭庁の令和5年乳幼児身体発育調査で生後7〜8か月未満に65.9%と半数を超え、9〜10か月未満では91.7%でした。母子健康手帳は「ひとりすわり」を支えなくてもすわれることと説明していて、6〜7か月ごろの保護者の記録に、できた時期を書く欄があります。

AAPによると、すわる練習の始めは大人が体を支えたり、クッションで背中を支えたりしてバランスをとり、やがて腕を前に出して体を支える姿勢をとるようになります。生後6〜8か月には、すわらせると腕で支えずにすわっていられるようになり、自分ですわる姿勢になれるのはもう少し先だとしています。

WHOの研究では、ひとりすわりの達成の幅は3.8〜9.2か月で、6つの動きのなかでもっとも狭い幅でした。国立成育医療研究センターが公開している健診の医師向けマニュアルでは、9〜10か月児健診で姿勢をみる項目の一つに、10か月では手放しですわっていられることを挙げています。

ハイハイはいつから、何か月でしますか?

はいはいができる赤ちゃんは、こども家庭庁の令和5年乳幼児身体発育調査で生後8〜9か月未満に67.4%と半数を超え、10〜11か月未満では91.0%でした。同じ調査では6〜7か月未満でも19.5%ができると回答しており、健診マニュアルの6〜7か月児健診の助言例も、6か月からはいはいをする子もいるとして、台所や階段、ストーブのまわりに柵をするなど家の中の安全を確かめるよう勧めています。

AAPによると、はいはいは生後7〜10か月ごろに身につくことが多い動きです。しばらくは四つばいの姿勢で体を揺らしたり、腕の力のほうが強いために後ろへ進んだりすることもあり、練習するうちに前へ進めるようになるとしています。母子健康手帳では、9〜10か月ごろの保護者の記録に「はいはいをしたのはいつですか」という欄があります。

兵庫県尼崎市の9〜10か月児健診の講話資料は、はいはいをしっかりすることでバランスよく体を動かせるようになるとして、たくさんはいはいができる環境を整えるよう勧めています。健診マニュアルの解説によると、はいはいが始まる8か月以降は後追いが激しくなる時期でもあります。

3〜4か月児健診の助言例は、転落の原因や運動発達の妨げになることがあるので、歩行器は使わないよう勧めています。AAPも、歩行器は歩けるようになる助けにはならず、転倒の危険が大きいとして、使わないよう強く求めています。

ハイハイをしない赤ちゃんもいますか?

はいはいをしない赤ちゃんもいて、世界保健機関(WHO)の運動発達の研究では、816人のうち35人(4.3%)に四つばいのはいはいがみられませんでした。同じ研究では、おしりで進む、おなかをつけて進むといった別の移動のしかたもみられています。

AAPも、はいはいをせずにおしりで移動したり、おなかで這ったりする子もいるとしています。体の左右を協調させて、両腕と両脚を同じように使えていれば心配はないそうです。

国立成育医療研究センターが公開している健診の医師向けマニュアルは、四つばいをしない場合として、ずりばいのまま進む、あおむけで進む、うつぶせを嫌がってはいはいをしないシャッフリングベビーなどの型を挙げています。背景に病気がないかを医師が確かめる必要がある一方で、その後問題なく育つ子どもにもみられる、という説明です。

動きの順番について、WHOの研究では約9割の子どもで、ひとりすわり、支えがあって立つ、支えがあって歩く、ひとり立ち、ひとり歩きの5つが同じ順に現れ、はいはいだけがその前のほうの動きのあいだで前後していました。もっとも多い順番は、ひとりすわり、はいはい、支えがあって立つ、支えがあって歩く、ひとり立ち、ひとり歩きで、41.7%の子どもがこの順でした。

発達が気になるときはどこに相談すればよいですか?

寝返りやおすわり、はいはいの時期が気になるときは乳幼児健診やかかりつけの小児科で相談でき、母子健康手帳も、気になることがあれば医師や保健師、助産師などに相談するよう呼びかけています。健診マニュアルによると、ほとんどの市区町村で3〜4か月児健診が行われ、ついで9〜10か月児健診が行われています。

  • 早く生まれた、または小さく生まれた。健診マニュアルでは、早産児や低出生体重児の発達は、出産予定日を生まれた日として数えた「修正月齢」で評価するとしています。
  • 体の動かし方がふつうと違うと感じる。AAPは、かかりつけの小児科医に相談するよう勧めています。
  • 保護者の記録の「寝返りをしたのはいつですか」などの欄が、健診の時期になってもまだ書けずに心配。母子健康手帳によると、保護者の記録のページは医療機関やこども家庭センターなどで参考にされるので、気になることは健診で伝えてください。

保護者の記録には体の動きのほかに、6〜7か月ごろの「家族といっしょにいるとき、話しかけるような声を出しますか」など、ことばや聞こえについての質問も並んでいます。

アプリでは:WHOとCDCの基準と比べる成長曲線

公的な情報

執筆:MyBaby編集部. 情報源の選び方と確認のしかた(英語).

MyBabyは医療機器ではなく、医学的な助言、診断、治療を行うものではありません。赤ちゃんの健康について気になることがあるときは、必ずかかりつけの小児科医や助産師に相談してください。

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